訴えられたら 手遅れ! 本当に怖い残業代 3|健康コラム|日本カイロプラクティックドクター専門学院

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健康コラム

訴えられたら 手遅れ! 本当に怖い残業代 3

給与を残業代込みで支払う

 よく、「残業代は込みだから」という話を聞くことがあります。
こういう約束をしていた場合、残業代は払わなくてもいいのでしょうか? 

答えは「支払い方によってはOK」ということになります。
 「基本給が20万円で、ここに残業代も入っているから」と、言った場合には、残業代を払っているとみなされない可能性が高くなります。
 そこで、「月額は20万円で、そのうち基本給が15万円で5万円は残業代として払うよ」と言う払方をすれば、間違いなく5万円は残業代として認められます。

 しかし、ここで一つ問題があります。「5万円払えば、いくら残業させてもいいのか?」ということです。
これは当然無制限に残業させられるわけではありません。
図表2のように、時間単価を計算して、5万円が何時間分の残業代をカバーできるのか、確認しておくことが必要です。
そして、図表2の例で言えば、46時間を超えて残業をした場合は、その超えた分の残業代は改めて計算して支払う必要
があります。

 また、このようにみなし残業代を支払う場合には、きちんと雇用契約書などに明記することが必要です。
賃金に限らず、労働条件についてはトラブルになりやすいので、契約書は必ず作成しておくことが、様々な労務トラブルを防止するはじめの一歩です。

photo2

つづく