やる気を折らないちょっとした工夫
従業員にかける言葉に工夫をすることで、やる気を折らずにすめば、黙っていてもやる気を出してもらえると思えば、これをやらない手はないと思います。
まずは、従業員がしたチャレンジに対しては、チャレンジしたことを褒めることが重要です。結果はどうあれ、挑戦したことを褒めます。挑戦自体を否定されると、「もう挑戦しない」という方に向いてしまいます。
どんなにできの悪い従業員だって、はじめから失敗しようと思ってやっているわけではありません。
経営者やお客様に認められたいからチャレンジするわけで、それは歓迎しなくてはいけません。
まずは褒めた上で、失敗には原因があるはずですから、それをしっかりと教えてあげることです。
失敗をとがめることだけをしてしまうと、やる気が折れる原因になりますが、「挑戦したことは良かった。
ただし、ここに原因があった。こうしたらきっと良かった」というやりとりが、やる気を折らないポイントになります。
信頼と責任
最後にもうひとつ、従業員を頼りにすることができれば、さらにやる気を引き出すことが出来ます。
頼りにするということは、従業員を信頼するということです。
人は、本当に信頼してくれる人には、かならず応えます。
自分を信じてくれる人を裏切ることはできませんから、そのためには努力をします。
上でも述べたように、「挑戦したことは良かった。
ただし、ここに原因があった。こうしたらきっと良かった」そして最後に、「頼りにしているよ」と、一言付け加えれば、従業員のやる気は折れません。
そして、最も大事なこととしては経営者が責任をとることです。
これは今更言うことではありませんが、やはり責任を取れない人の元では、思い切って仕事をすることは難しいと思います。
まとめ
「やる気を出す」と考えると、悩ましい問題ですが、従業員が元々やる気を持っていて、それを折らないようにすればいいと考えると、その方がやりやすいと感じるのではないでしょうか。
しかも、賃金を上げたりというようなコストもかかりません。
経営者の心がけだけです。是非お試しいただければと思います。
完