日本カイロブラクティックドクター専門学院理事長[2012.4.4の続き]
新渡英夫
またチェックは、
首・肩・背中・腰の上半身を先に行い(チェック①)
次に膝・足首の下半身(チェック②)
最後に骨盤・股関節(チェック③)
という順番で行います。
この上半身、下半身、そして骨盤・股関節という順にチェックを行うのには理由があります。
人間の体はそれぞれの部位がバラバラに存在しているわけではなく、たがいに連繁しあっています。
例えば右の膝や足首が痛い人は、
それをかばっているうちに腰から骨盤にかけて痛みが出てくるというように、
体のどこかに異常が起きている場合、その原因を探ることが必要となります。
上半身、下半身とチェックして異常がなく、
骨盤に異常が見つかったら骨盤の矯正が必要だとわかりますが、
骨盤異常や痛みの原因が首や背中の歪みから来ている場合もあるのです。
数年前から、テレビや雑誌などで骨盤矯正のことがさかんに取り上げられていますが、
骨盤だけを調べるのではなく、上半身、下半身をチェックして、
そのうえで骨盤をチェックすることが重要なのです。
終わり