レポーター/ライフカイロプラクティックカレッジウェスト2006年7月期入学(当組合認定校 日本カイロプラクティックドクター専門学院東京本校13期卒業)金井 雅人 如何お過ごしですか。2009年もあと2週間を切り、皆さん忙しい日々をお過ごしだと思います。WBCでの『侍JAPAN』の活躍に沸いたスポーツ、薬物汚染が露呈し始めた芸能界、相変わらず先行きの見えない経済に民主党への政権移行と今年も色々ありました。個人的にも卒業が目前に迫ってる上に授業の課題の多さに辟易し、学校のクリニックもこなさなければならなくて相変わらずドタバタした生活を送っています。自分の周りでは新型インフルエンザのN1H1の影響は微塵も感じられないのですが、日本では風邪の時期でしょうから年末年始を健康で迎えられます様に心から願っています。日頃カイロプラクティックで自律神経のバランスを整えて免疫力を高めておくのが風邪対策に非常に有効でしょう。自分もクリニックで痛みの対処療法に留まらない体のメンテナンスを目的としたWellness Careの重要性を患者さんたちに力説しています。新年もすっきり健やかに行きたいものです。 さて前回ガーナへのミッショントリップについて書きましたが、今回は場所をアフリカから反対側のアジアに移します。アジアはアジアでも東南アジアのほぼ中央に位置するカンボジア王国です。12月18日の現在、自分は11人のインターン生達と一人のDCで構成されたミッショングループの一員として首都のプノンペンに滞在しています。グループを率いるドクターはライフウェスト出身で現在も同校で教鞭を振るっているDr. Kauv(コーブ)です。この国を訪れているのは彼がカンボジア出身であり、また彼の生い立ちを抜きに今回のミッショントリップは語れません。ご存知の方も多いと思いますが、70年代初頭からカンボジアは内戦が激化し、特にポル・ポトによるクメール・ルージュという農本主義的共産主義の嵐が国土を席巻した魔の時期(1975~1975)におびただしい数の人々が虐殺されました。反都市、反貨幣主義、反知識人を掲げたポル・ポト政権は首都プノンペンから民間人を農村に強制移住・強制労働させたためにプノンペン自体はゴーストタウンと化し、政策に反抗する者は一族郎党を含めて徹底的に拷問を受けて死んでいったのです。まだ幼少だったDr.Kauvと彼の家族はこの動乱に巻き込まれ、クメール・ルージュから逃れる為にジャングルの中で生活を余儀なくされ、タイに行くはずが誤って逆方向のベトナムに着いてしまい、捉えられて6ヶ月程拘留所生活を送ります。何とか看守を買収することに成功して保釈されるも、川をボートで遡ったり夜地雷帯を歩くなど命からがらタイとの国境越えに成功し、避難民生活を強いられていたところをアメリカの保護政策でようやく地獄の生活から開放されて1981年にアメリカに渡ったという強烈な過去を持っているのがDr.Kauvなのです。彼の「カンボジアにカイロプラクティックを根付かせる」活動の基礎作りが今回のミッションの根幹です。カイロ未開の土地での挑戦とあり、以前から行ってみたかった国でもあったのでミッションに応募し、いくつかの審査過程を経てめでたく選ばれた自分としては大変気合が入っています。つづく
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