ライフカイロプラクティックカレッジウェスト卒
広尾カイロプラクティックオフィス
院長 田中 稔久 D.C.,C.S.C.S.
下腿に関するスポーツ障害、シン・スプリントについて
原因、検査、評価、治療法
カイロプラクティック・アジャストメント:
カイロプラクティック・アジャストメントの効果は症状の緩和だけでなく筋または関節部位の機能改善に効果を示す。シン・スプリントは再発する事もあるので予防としてもこの療法が必要不可欠となる。
直接患部または、筋群へのアジャストメントはない。但し、シン・スプリントに因って足関節への影響は多々ある。脛骨、腓骨、距骨、踵骨、舟状骨、立方骨、楔状骨などこれらによって構成される関節がサブラクセーションしている場合はアジャストする。
いずれにせよこれらの関節は毎度可動域を確認する。関節が1回のスラストで動かなくても、その行為によって機械受容器を刺激し痛み抑制効果に繋がる事がある。クラック音を目的に何度もスラストを繰り返すと侵害受容器を刺激し、痛みを強く感じたり炎症作用をおこす。
足関節のサブラクセーションが原因でシン・スプリントも十分に考えられる為、触診が大事とされる。
最後にカイロプラクティックは病気や怪我へのアプローチではないが、神経学的な面から言えばスラスト行為が痛みの抑制に関連する。無意味な行為は更に悪化を招くかもしれないが、必要に応じてスラストを行なえば改善のきっかけとなるだろう。
カイロプラクティックは科学である。これを忘れずに社会に貢献したいものだ。
次号は膝関節のスポーツ障害についてカイロプラクティック・アプローチを紹介したいと思います。
完