ライフカイロプラクティックカレッジウェスト卒
広尾カイロプラクティックオフィス
院長 田中 稔久 D.C.,C.S.C.S.
下腿に関するスポーツ障害、シン・スプリントについて
原因、検査、評価、治療法
検査/評価:
・痛みは脛骨真ん中から下1/3周辺に表れる。
・前部シン・スプリントは痛み以外に脛骨内側から外側に張りも感じる。
・後部シン・スプリントは脛骨の後内側から内側または下部脛骨に痛みや張りを感じる。
これらの症状は影響する筋をストレッチや収縮させると痛みまたは張り感が増す。症状の表れ方はいくつかあり、運動数分後に表れる事もあれば、運動開始直後もある。
または、運動開始から徐々に感じる事もある。痛みは疼痛と張り以外にズキズキ痛む事もある。この痛みは放散痛ではない。
足の過剰回内の有無、そして非加重の状態で過剰に足関節が底屈していない事も確認する。触診によって、脛骨内側、前外側、後内側に筋の過剰な張りを感じる。前脛骨筋と下腿三頭筋の緊張も感じられる。
靴の状態も検査内容に含まれる。特に靴底が磨り減ったりして着地時の吸収力損なわれる事ある。身体以外に使う道具の検査も必要不可欠である。過剰な運動によって脛骨のストレス骨折をおこす事があるが、ストレス骨折の症状はシン・スプリントより局部で感じる。
X線の検査を加え骨折の有無を確認し、シン・スプリントであれば骨折はフィルム上で確認できない。骨折を除外するためにX線検査は必要となる。もし、シン・スプリントの治療を行い結果が良好でない場合は、X線検査で確認してもよい。
つづく