第2部
最近アメリカのスポーツ医学の現場で認知されているマッスルエナジーテクニック(MET)ですが、これはオステオパシーの権威レオン・チャイトウ氏が提唱する手技で、治療者が患者さんの筋肉に対し、特定の方向に力を加え、患者さんはコントロールされた姿勢からその力に反発する特定の方向に自らの筋肉を収縮させるというシステムです。
過度に緊張した筋肉や関節可動域の改善、弱い筋肉の強化、疼痛の緩和、病気やケガの後のリハビリにと急性・慢性両症状の治療に威力を発揮する療法といわれています。
これらのテクニックは非常に奥深く、テクニックをマスターするのにも時間と労力を必要とします。それぞれのテクニックを詳しく説明することは紙面の都合上困難ですが、これらのテクニックがプロの野球の現場でどのように応用されているかを紹介します。
つづく