治療院のための“労務管理”はじめの一歩
たや社会保険労務士事務所 田谷 智広
はじめに
2回目の今回は、労働保険と社会保険についてお話しします。
「以前はサラリーマンだった」という方ならば、雇用保険や社会保険に加入していて、給料から保険料を天引きされていたという覚えがあると思います。
ところが、今は逆に人を雇う立場となった訳です。
では、治療院で人を雇ったら、社会保険等への加入はどうしたらいいのでしょうか?
「一般の企業ならば当然加入しなければならないものだけど、個人事業の治療院には関係ないなあ。」もしかしたら、このようにお考えの方もいるかもしれません。
加入するものなのか、しないものなのか、きちんと判断できる方は少ないと思います。
保険の種類は、表1の4種類あり、状況に応じてどの保険へ加入するのか、正しく判断する必要があります。