脊椎サブラクセーションとパフォーマンス低下の関係|健康コラム|日本カイロプラクティックドクター専門学院

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健康コラム

脊椎サブラクセーションとパフォーマンス低下の関係

右腕を挙げやすくするには、挙げた際に胸が張らなければならない。このアスリートは胸椎にサブラクセーションがある為胸が張れない。

先ずこの部位にアジャストが必要となる。ただ、この部位だけアジャストしても完全な改善にはならない。
投球動作の着地脚の左膝関節が内反してしまう。改善法は右腸骨のサブラクセーションである。
このサブラクセーションが腰椎左凸に湾曲しつつ、左の特に腰仙部の伸展制限をつくっている。
もし、モーションパルペーションで左仙骨また第5腰椎にサブラクセーションがあれば、それらもアジャストする必要がある。
サブラクセーションが長期に亘って存在しているのであれば、筋群の強化が必要となる。慢性期でなければ、よい結果が即座に感じられるだろう。
このアスリートの予測されるもう一点は、オーバースローが困難になると、サイドスロー気味になる。その結果、体幹の回旋(捻れ)が発生する。身体を捻っても肘を壊すだけである。
 
治療結果
全て改善され、球威もパフォーマンスも向上した。
 
アスリートに限らず、脊柱の配列と動きは大切である。サブラクセーションはパフォーマンス低下の原因だけではなく、アジャストが不可能な状態になってしまい、筋群の弱化が起こってしまいます。
特にアスリートは治療結果を即座に求めようとしますが、そんな簡単に治癒はしません。健康状態、年齢、疲労度などが治癒の早さに関連します。適切なアドバイスもスポーツカイロプラクターに求められるでしょう。
アスリートの期待に応えられるカイロプラクターになるべきだと、私は思います。

終わり