鶴ヶ島カイロプラクティックセンター 院長[2012.10.1の続き]
船戸 孝俊B.S.C.
筋肉は、強くなれば重くなり筋線維も太くなります。つまり負荷を掛ければ掛けるほど筋肉はどんどん鍛えられていきます。
逆に、地上でも自分の足で重力に抗して歩くことをしなかったり、負荷をかけることを怠ると筋肉は簡単に萎縮していきます。
誰でも身体の若さを保つために、逞しさや美しさを求めます。
しかし疲れるからといって駅の階段を避け、エスカレーターやエレベーターに頼ることが多くありませんか?
歩くのが億劫になって、近くのコンビニまでも車などを使用していませんか?
事実、50代の後半頃から筋肉は急激に衰え始めます。特に白筋線維は顕著です。
強い力を発揮する白筋がなくなり赤筋線維が残るようになり、活動範囲が狭くなり筋肉の働きとしては重力に対して抵抗することが活動の中心になっていきます。
正にこの時に、若い頃にどれだけの赤筋繊維を蓄えてきたかがとても重要になります。
十分な筋量が元々蓄えられていなければ、この時期を境にして一気に老化が進むことになります。
今の若い人達を見ていると、とても心配になります。
次に続く