スポーツカイロプラクティック ライフカイロプラクティックカレッジウエスト卒
広尾カイロプラクティックオフィス院長
田中 稔久D.C.[2012.9.13の続き]
右中殿筋弱化は骨盤を右にシフトさせます。
同側股関節内転筋群は短縮し、同側の外側広筋は伸縮性緊張します。
膝関節は外反しやすく、もしこの状態で競技すれば右外側方向から膝に外力が加わると内側側副靭帯は損傷するでしょう。
もちろん、内側側副靭帯だけに限らず、十字靭帯や半月板の損傷も伴うでしょう。
右中殿筋の弱化は右真横にシフトする以外に右斜め前方にシフトすることもあり、この場合は同側の股関節を内旋させ、同側の腸骨はPIサブラクセーションになることが多々あります。
股関節内旋位は股関節外旋筋の筋力を低下または、伸張性緊張となります。
もちろん、同側大殿筋も同様の結果となるでしょう。
ハムストリングス(大腿二頭筋)の弱化は膝関節を伸展させ、反張膝になることも考えられます。
股関節の内旋位は大腿筋膜張筋を短縮緊張させ腸脛靭帯の損傷、ランナーズニーになることもマラソンをする方に見られます。
次に続く