肩の矯正
運動不足や仕事のストレスが原因で肩こりや頭痛に悩む人はたくさんいます。では体を動かしているスポーツ選手は大丈夫かというと、今度は使いすぎで肩を痛めるケースが少なくありません。何事もほどほどが良いのでしょうが、仕事となるとそういうわけにはいかないようです。
また40代、50代の人に多いのが四十肩・五十肩。突然腕が上がらなくなったり、動かすと痛みが走ったりします。ゴルフのジャンボ尾崎選手もかつて突然の四十肩に襲われ、ありとあらゆる治療を試みましたが、約2年にわたって苦しんだといいます。
このように辛い肩痛に悩む前に、バスタオルストレッチで肩関節を常に良い状態にしておきましょう。
なお、少しでも肩に痛みのある人は、ここで紹介するバスタオルストレッチは行ってはいけません。
左(右)腕が前に上がりにくい人
四十肩、五十肩、野球肩、バレーボール肩などの予防に有効
①左右の手でタオルの両端を持ち、左腕が上がりづらい時は、左腕をまっすぐ下に伸ばし、右手は上に。
②右手でタオルを後方にゆっくり引っ張りながら左腕を前から上げていき、痛みのないここまででいうところで止める。
★右腕が上がりづらい時は、左右逆の動作をします。痛みのない人は、この動作を毎日繰り返していくうちにスムーズに腕が上がるようになるはずです。
左(右)腕が横に上がりにくい人
肩こり、偏頭痛、気管支炎の予防に有効
①左右の手でタオルの両端を持ち、左腕が上がりにくい人は、左手をまっすぐ下に伸ばし、右手は上に。
②右手でタオルを横に引っ張りながら左腕を横からゆっくりと上げていく。
★腕はピンと伸ばし、肩関節だけを動かすつもりで慎重に行いましょう。右腕が上がりにくい人は、左右逆の動作をします。
左(右)腕が後ろに上がりにくい人
肩こり、張り、手のしびれの予防に有効
①左腕が上がりにくい人は、左腕をまっすぐ下に伸ばし、手のひらを下向きにしてタオルの両端を持ち、タオルを背中側に回して右端を右手で頭上に持ち上げる。
②右手を前に突き出すようにしてタオルを背負うように引っ張りながら、左腕を後ろから持ち上げる。
★右腕が上がりにくい人は、左右逆の動作を行います。たくさん上げようと無理をする必要はありません。無理なく上がるところまでで止めましょう。それだけでゆっくりじんわり効果が現れます。