こんにちは。
アメリカに渡米して二年半、ライフに入学して二年弱になりました。
あっという間に14学期あるカリキュラムのうちの半分が終わり、今は8学期目になります。
カリキュラムの前半のクラス内容は、人体の解剖や機能、神経学についての授業、
栄養学、衛生学などの基礎科学の授業、触診やディバーシファイドやガンステッドなどの
テクニックの授業が主な内容でしたが、 後半のクラスは今まで学んだ知識や
患者さんとの問診から身体の状態を診断していくクラスや、 ビジネスなどの実践的な内容の授業になってきています。
次の学期では学生クリニック1というクラスがあり、
クラスメイトとペアを組んでお互いが患者とドクターになりクリニックでのルール、
書類の書き方、問診から治療までの過程システムについて学んでいきます。
ペアのクラスメイトのインターンからカルテを引き継ぎ、
問診して主訴を確認し、 整形学検査、神経学検査などを
再度チェックしてレポートにまとめます。
レポートの内容は、マネジメントプラン、治療の目標、検査から見つけた症状などです。
マネジメントプランではアジャストに使うテクニック、
症状改善のためのエクササイズやストレッチ、 治療プラン(頻度)などです。
検査から見つけた症状は、整形学検査だけではなく視診、
触診(スタティックとモーションパルペーション)、レントゲン、筋肉の張りなどもふくまれます。
実際のところ、一番大変なのは治療を行う以前のレポートを書くことらしいです。
数年前に比べたら、書類の数は減ったようですが特にインターン生になってしばらくは
レポートの書き方で、 DCの先生方からダメ出しをもらうようで書き方に慣れるまでは大変のようです。
学期の終わりにクリニックの筆記のテストがあり、その次の学期の第一週目に実技のテストがあります。
その二つに合格したら、クリニックで正式に自分の患者を持つことができます。
もちろんまだ学生でDCとは認められていないので、実際に矯正する時はDCの先生方に
監修してもらい カルテ、診断のチェック、それから矯正もみてもらいます。
初めは学校の生徒を学生用クリニックで治療していき、外来患者は、学生用クリニックで
ある一定数の治療を行ってから治療することができるそうです。
ライフではカリキュラムを12学期生と14学期生で分けているのですが、
私の同期で12学期生はもうすでに学校内にあるクリニックでインターン生として
自分の患者さんを診ています。私の今のインターン生も同時期に入った12期生です。
今は、週に2回学生用クリニックで治療を受けていますが、
クリニックに行くと同期の友達が下級生たちに問診、触診、
アジャストなどを している姿を見ます。来学期には私も同じようにクリニックで
ドクターとして 対応できるかは不安ですが、ワクワクする気持ちももちろんあるので
たくさん新しいことを学んで、自分ができる治療を自分の患者さんに対して行っていきたいです。