カイロプラクティック学校、整体学校の日本カイロドクター専門学院・国際基準の教育でカイロドクターを養成します。

カイロプラクティック学校のJCDC
国際整体技術学園/厚生収健政第572号 カイロプラクティック療法振興事業協同組合認定校

カイロプラクティック学校のJCDC 日本カイロドクター専門学院

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健康コラム

手技療法家のための 整形外科学 整形学検査法 (3)

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カイロプラクティック振興事業協同組合 理事
JCDC札幌校 学院長
川人 誠司B.S.C.

 

頭 痛

頭痛は頭部、顔面の痛みの総称で、多くの原因で起 こる。かぜ症候群から脳腫瘍、くも膜下出血までの軽重 さまざまな病気などの誘因により出現する。病気以外の 原因によって起こり、繰り返し起こるものを慢性頭痛と呼 ぶ。現在では公共の大きな"健康問題"といわれ、原因の 解明、治療法などについての多くの研究が進められてる。

■問診ポイント
1.一般的問診が基本。特に出現部位と症状を正確に聞く。
2.頭痛と肩こりの相互関係を確認。
⇨肩こり増悪による疼痛の出現は筋緊張性頭痛の可能性が高い。
3.頭痛に伴うあらゆる神経症状の出現の有無。
(運動・知覚障害)
⇨一般的な身体症状(食欲・睡眠・社会・家族歴・精 神状態)などから器質的疾患以外を推察。
4.痛みの強度、頻度、進行状態の確認。
5.発症時期の確認。6か月以内の発症で強い痛みは潜 在的病変を考慮する。
⇨記憶喪失、言語障害などの認識の変化の有無を確認。 6.メディカルの受診歴、治療歴、薬剤の使用と効果。

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■症状
一次性[良性頭痛] : 頭痛そのもの以上の危険は及ばない緊張性頭痛、片頭痛、群発性頭痛。
二次性[悪性頭痛] : 潜在的病変によって起こる側頭部動脈炎、高血圧性、くも膜下出血、 急性緑内障等。

片頭痛
前頭部片側にズキズキした痛み(脈動痛)の出現多く 大半が遺伝性と言われている。そのほかには、内分泌系 の変化や電解質のバランス異常によるものなどが考えら れる。前兆症状があり、光や音に敏感に反応し、眼周 辺の痛みや吐き気も訴えることもある。女性に多く約35 歳までに発症する。睡眠、鎮痛剤で軽減する。

 

緊張性頭痛
後頭部に訴える鈍い痛みや頭部の締め付けが一般的 に多い。前兆症状はなく、ストレスや不安感などの精神 的要因や頭・頚部筋群の持続的収縮に起因し、両側性 に出現し比較的長期間続き、心因性のものはストレスの 減少とともに軽減する。

 

群発性頭痛
眼窩、前・側頭部に一側性の耐え難い強い痛みが発症する。1週間以内に側頭部に限局される。頭痛の持 続時間は短く、アルコールやタバコで痛みが憎悪する。 純粋な酸素を吸入させることで良化する。40歳以上の男 性に多い。 高血圧性頭痛 後頭、前頭部と頭蓋の中心に痛みが出現する。遺伝的な要素が大きいが、食生活や腎臓などの内臓問題や 多数の要因が考えられる。生活習慣の改善や運動促進 が必要で、定期的な血圧測定で自己管理を徹底するこ とが大事である。

 

側頭動脈炎
片側性で側頭部に強い痛みが発生する。原因は不明 である。疼痛部位に指などで触れるだけでも極度の圧痛 がある。2、3日で改善がみられなければ精査が必要で ある。

 

反復性頭痛
薬物反動という現象は頭痛の原因として認められつつ ある。薬を服用し一時的に緩和効果を得ても、効果が なくなれば再び補うために、付加的な薬の服用となり悪 循環が始まる。したがって、患者の頭痛を効果的に治 療するためには、習慣的な服用を止めさせる必要がある。

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図と写真で学ぶ カイロプラクティック教本 -四肢編- 第10回

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  JCDC特別講師

  山根 悟 D.C.

 

◎ 足関節のモーション・パルペーションとマニピュレーション

 

■中足指節関節・指節関節(母指)のモーション・パルペーション

1.長軸伸長、P. ー D.のグライド、内・外回旋、外・内 側屈(グライド)のテスト(図28a,b)
P.P: 仰臥位。
D.P.:足方。
C.H.:母指を上にし、示指を第1指指節骨の底側に、母指は上方から指筋骨を押さえるようにコンタクトする。
S.H.:他方の手で中足骨を固定する。
M.P.[: 滑り法] 第1中足骨頭を固定し、第1基節骨を背側、底側 方向へ滑らせる。
  [軸回施法]
  第1中手骨骨頭を固定し、基節骨を内、外旋させる。
  以上の方法で関節の遊びをチェックする。

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■中足間関節のモーション・パルペーション
1. P.-D.(Plantar-Dorsal)グライドのテスト(図29a,b)
P.P: 仰臥位。
D.P.:足方に位置し、足指を触診しやすいように膝を曲げる。
C.H.:両手で中足骨の背側に四指の指頭を、足底に母指をそれぞれコンタクトする。
S.H.:C.H.に同じ。
M.P.:C.H.およびS.H.を交互に引いたり押したりしながら中足骨間の関節の遊びをチャックする。

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2. 回旋のテスト(図30a,b)
P.P: 仰臥位。
D.P.:足を動かしやすい位置まで腰を下ろし、テーブル 向きに構える。
C.H.:足の内側、外側に両手掌でコンタクトする。
S.H.:C.H.に同じ。 M.P.:左右の手を交互に動かしながら中足間の動きを つけるように関節の遊びをチャックする。

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中学生がカイロプラクティック職業体験ーJCDC東京校 にてー

2015年5月28日(木)に組合認定校であるJCDC東京本校にて、 中学生を対象とした職業体験を実施しました。
当日はカイロタイムズの記者に取材して頂き「カイロタイムズ NO.102号」に記事として掲載して頂きました。
その内容をご紹介します。

 

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 2015年5月28日(木)、日 本 カ イ ロプラクティックドクター専門学院 (JCDC)東京校にて、愛知県の中学 生がカイロプラクティック職業体験を行った。
この職業体験プログラムに参加したの は、愛知県豊川市立南部中学校の男子 生徒1名、女子生徒3名の計4名。
他の職業体験プログラムに参加する 同級生や、引率の先生と一緒に前日に 上京したという4名は、まず、事務局次 長、山内和弘氏よりカイロプラクティッ クや学校に関する説明を受けた。その 後、実際の授業を見学、講師から教授 された簡単な検査法などを体験、付属 院の見学では体験施術も受け、カイロ プラクティックやカイロプラクターという 職業について学んだ。
4名は、当初緊張した面持ちであった ものの、プログラムが進むにつれ、笑 顔も見せ、後半の付属院見学・施術体 験の頃になると、積極的に講師に質問を行っていた。

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また、参加前はカイロプラクティックに ついての知識をほとんど持っていなかった というが、約3時間弱の体験プログラム終 了後、「機械などを使わずに、人間の手で 調節することに驚いた」「人間の体はすご いと思った」など様々な感想を述べた。 山内氏は、こういった活動を通じて、中・ 高校生にカイロプラクターという職業につ いて知ってもらうことにより、カイロプラ クティックの啓蒙に貢献したいと語った。

カイロタイムズ NO.102号より





カイロプラクティック USA留学通信

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レポーター/志賀松 綾子

ライフカイロプラクティックカレッジウェスト2014年7月期入学
(当組合認定校 日本カイロプラクティクドクター専門学院東京本校33期卒業)

 

こんにちは、今回はガンステッドの授業で習ったこ とについてお話ししたいと思います。カイロプラクテ ィックのテクニックはテクニックによっての決まりご とがあります。ガンステッドテクニックでは、アジャストの前の検査の順番が決まっています。

まず初めは1問診です。どこに痛みがあるか、い つ、何をしたときに痛むのかなどです。例えば腰痛の 患者さんの場合、長時間座っているときに痛むの か、歩いているときに痛むのかで腰椎か仙腸関節の どちらの問題なのか大体の予想をたてます。

次は2視診です。これは患者さんの自然体の姿勢 のチェックです。前後から見ての左右の高さの違い や、角度の違い、例えば足のつま先でどちらの足の ほうが外側を向いているかなどです。横から見た時 の、耳孔からくるぶしのラインをチェックします。

 

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次の検査は3“ナーブスコープ(Nerve Scope)” または“ゴースコープ(Go-Scope)”といわれるスコ ープを使って行います。このスコープは熱を持って いるところを感知して知らせてくれる機械です。サ ブラクセーションが有る所=炎症が起きている=発熱している。なので、このスコープを使って炎症が起 こっているところをチェックします。

 

次は4触診です。スタティックパルペーションとモ ーションパルぺーションの両方行います。スタティッ クパルペーションでは炎症部位の確認をします。炎 症には五つの徴候、1)発熱、2)発赤、3)浮腫、4)疼 痛、5)機能障害があります。そのうちの発熱、浮腫は 触診でも確認できます。モーションパルペーション ではそれぞれの関節の動き、整形学検査、神経学検 査などを行います。

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最後に5レントゲン写真のチェックです。このレント ゲン写真を必須にするのかは人それぞれで違うよう です。ガンステッドテクニックのみを使う、いわゆるガ ンステッドドクターはこれを必須としますが、ガンステ ッドテクニックの他にも別のテクニックを使う人は患 者さんに骨折の疑いがあるなどの疑わしいケースの 時のみという場合が多いそうです。すべての検査が 終わったらアジャストを行います。アジャスト時は素肌 接触“skin to skin”で行い、必要な場合は患者さんに 背中が開いたガウンを着せてアジャストします。

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動きの悪い関節の部位のリスティングを出すとき には、3つ以上の共通の結果が最低条件です。例え ば、1)視診で右の腸骨稜が左側より低い、2)触診で 右のPSIS付近に浮腫、3)モーションパルペーション で右の仙腸関節の動きが左側に比べて少ない、4) ディアフィールドレッグチェックでポジション1での右 短下肢がポジション2で長くなるか、左右の長さが揃 う。この検査の結果を経て、右のPI腸骨とリスティングを出します。授業の内容の一つに、生徒同士のア ジャストがありますが、その時にもきちんとカルテに 問診などの検査結果を書きます。そして、そのカル テを先生に見せて了承をもらい、先生の監督のもと アジャストをすることができます。この過程は、すべ てのテクニックの授業と学校併設のクリニック共通 のきまりごとです。

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今期からガンステッドテクニックのワークショップ とブートキャンプのセミナーに参加し始めました。こ のセミナーは1年間のプログラムで、年にワークショ ップが3回、ブートキャンプが3回の計6回のセッショ ンに分かれています。1回のセッションの期間は金曜 の午後5時~9時、土曜日の朝9時~6時、日曜日の 朝8時~午後1時の3日間です。内容は、講義もあり ますが、ハンズオン(実技)の練習を主にします。今回(9月)はベンチテーブルで腰椎と仙腸関節のサイド ポスチャーとサービカルチェアの基本的なアプロー チについて教えてもらいました。次回(10月)は主にレントゲン写真 の診断方法の授業と前 回の復習です。セミナ ーについては次回の時 にお話ししたいと思い ます。

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2015 アメリカ研修(人体解剖実習)

~LIFE CHIROPRACTIC COLLEGE WESTにて~

研修期間:2015年6月2日(火)~6月10日(水)

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待ちに待ったアメリカ研修のため6月2日火曜日深 夜、サンフランシスコに向けて梅雨入り間近の日本を 出発することになりました。
蒸し暑い東京と違ってサンフランシスコはカラッと していて夜は少し寒いくらいです。
雨が降らず水不足 なのでシャワーの水も節約して使うようにとガイドさ んに言われたのを覚えています。
到着は夕方のため観光などする余裕もなくホテル に直行となりました。
坂を一本降りると街の中心ユニ オンスクエアというすごく便利なところに宿泊することができました。

解剖実習は、翌日の午後からのスタートです。
まず、大学に到着すると刺すような日差しの中、学食のテラ スで昼食を摂りました。
新渡理事長と現地で合流した小倉学長を囲み談笑していると可愛い後輩、志賀松さんと再会できました。
今回の解剖実習には自身の授業やテストを終えて から一緒に参加してくれるとのこと。
実習中、先生方の 解説や話していることをスラスラと通訳してくれて、期 間中は非常に頼もしい存在でした。
参加した学生は13名。東京校5名、札幌校5名、福 岡校3名。
非常に勉強熱心な精鋭達でした。
多くの質問が実習中は飛び交い、毎回非常に有意義 な時間を過ごせていると実感しました。

 

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2日目のクリニック見学では、日本では目にするこの ないレントゲンの施設、検査機器、エクササイズのスペ ース、特殊なテーブルなど小倉学長の説明を交えな がら見学をすることができました。
学生も真剣な眼差 しで見学をしていたのが印象に残っています。
レントゲンの見方、病理についての解説もあり、カイロプラクティック適用外の部分も勉強することができました。
学生にとってはこれからのインターン、卒業後カイロプラクティックを生業とする時に役立つ多くのことを学べたのではないかと思います。
私も引率とはいえ、6年ぶりのアメリカ研修でした。
前回はテキストと献体を照らし合わせて、筋肉や神経 の名称を覚えるのに四苦八苦していました。

今回は実際に献体に触れること、説明をしてもらうことでより理 解が深まり、臨床の現場で役立つ内容でした。
学生に混じって解剖実習を受けるのも、とても良かったのですが、大学内にいる時は今回アメリカ研修に参加できなかった学生に、雰囲気を伝える為、写真を多く撮りました。
そこで大学内を休み時間中は歩き回ることにしました。
キャンパスの廊下の天井には世界の国旗が掲揚さ れているのが特徴で、中央に噴水、端にあるベンチに はD.Dパーマーの銅像が座っています。
壁にはカイロプラクティックの歴史、サークルや部活の活動記録、 研究報告など様々なものが掲示されていました。
また 歴代の卒業写真などもあり、日本で活躍されている若かりし頃の先生方もみることができました。

 

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解剖実習の最終日はサヨナラパーティーです。
大学 の先生方を招待して小倉学長、志賀松さんと一緒に 久しぶりの食事会となりました。
やっと時差ボケにも慣れてきた頃に日本に帰ることとなりました。
6月10日水曜日早朝、羽田空港到着。全国的に梅雨入りしていてやけにモワッとしていたのを覚えています。
アメリカ研修から戻り、大きな事故やトラブルなく帰国できたことにホッとしております。

最後になりますが、新渡理事長、小倉学長、現地で お世話になったライフカイロプラクティックカレッジ ウエストの先生方、志賀松さん、JCDCの関係者の方 に感謝致します。