本論文の目的は、手技療法を現在学んでいる方に整形外科学、整形学検査法を体系づけて学んでいただくこと、手技療法の先生方には、整形学的疾患の復習を兼ねた徒手検査法の見直しをしていただくことである。部位別に各疾患の特徴や各疾患で陽性反応が見られる整形学検査法が記載されており、整形学検査法の項では、各検査の類似する検査法がノートとして記載されているので、患者の症状に対する的確な検査知識が得られるであろう。
上肢のしびれなど、神経症状に対する診断および治療は、神経解剖学を理解し、脊髄症状、神経根圧迫症状、末梢神経圧迫症状の違いを知ることが重要である。また、それぞれの疾患の好発年齢などの特徴を知ること、患者の生活習慣(職業による上肢の使用度)を理解することで鑑別診断が容易になる。つづく
どこのお宅や、ホテルなどにも必ず置いてあるバスタオルで、自分で簡単にできる画期的な健康法。それが、これからご紹介する「骨盤・体の歪み バスタオル矯正法」です。 バスタオルを使って筋肉のハリや疲れを取りながら自分で骨盤や体の歪みを矯正すれば、痛みや病気の予防になり、健康体になれるのです。また、ホテルの枕が合わなくて寝違えたなどという時も、たった10分試すだけで痛みが治まるなどの即効力もあります。また、お母さんがマスターすれば、お子さんがどこが痛いと泣いている時に、その場で痛みを取り除いてあげることもできます。 この「バスタオル矯正法」の考案者である私の本業はカイロプラクティックです。ズレてしまった骨格の歪みを本来あるべき位置に戻すことで、さまざまな体の不調や痛みを解消する仕事です。 私の治療院を訪れる患者さんのほとんどは、痛みや不調がひどくて我慢できなくなってからようやく助けを求めに来たという人ばかりで、いつもこう思わずにはいられませんでした。 「そんなにひどくなる前に治療を受ければ、苦しむこともなかったし、治療にかかる時間も費用もずっと少なくて済むのに……。でも、みんな忙しいからしょうがない…。」 かく言う私も自分がカイロ治療を受ける時間などほとんどありません。特に私の場合、カイロプラクターとして患者さんの治療にあたる一方で、日本カイロプラクティックドクター専門学院という全国規模のカイロプラクター養成学校の理事も務めているため、1年の多くを全国各地、時にはアメリカなどの海外を飛び回っている忙しい身でもあるのです。 高校・大学時代にアマチュアボクシングをやっていたため、かなり体は丈夫な方と自負していますが、飛行機や新幹線など長時間移動が続くと、やはり疲れます。人の体の疲れや痛みを取ることには長けている私ですが、自分自身にカイロの施術はできませんから、人並みに疲れが溜まってしまいます。 そこで、なんとか疲れをとるために、自分で骨を矯正する方法はないかと旅先のホテルで思いを巡らせ、いろいろと研究を重ねた末についに完成させたのがこの「バスタオル矯正法」です。 次号より、自分で自分の体の歪みや悪い癖をチェックし、バスタオルを使って骨格の歪みを治す痛み・病気の予防法から、急な痛みで動けなくなった時の対処方法、慢性的な症状の解消法などを紹介していきます。 1人で簡単にできるものがほとんどですが、人にしてあげられるものもありますから、ご家族やお友達にもやってあげれば、喜ばれることうけあいです。 バスタオル1枚で家族の健康が守れるのなら、お金もかからず経済的でしょう。どうか騙されたと思って、ぜひ試してみてください。円満で愛情豊かな家庭になるはずです。
骨盤は背骨を支える土台となる重要な骨です。その土台が狂えば背骨が狂い、その影響が全身へと波及していきます。また骨盤は上半身と下半身をつなぐ動きの激しい部位ですから、全身の骨の中でも歪みやすい部位にあたります。特に女性にとって骨盤の歪みは生理痛や便秘、冷え性といった女性特有の悩みを引き起こす原因になり、スタイルの良し悪しにも大いに関係してきます。ですから女性にとって骨盤の歪みは大問題なのです。 骨盤が歪むと、まずお尻が出っぱったり垂れたりヒップラインが崩れます。そして骨盤に連動して股関節も歪み、O脚やX脚の原因にもなります。また、骨盤が広がるとヒップが大きくなって太って見えたり、内臓が下に落ちて下腹がポッコリ出たりとスタイルを悪くします。さらに下半身全体の血行が悪くなり、冷え性になったり、新陳代謝が低下して脂肪のつきやすい太りやすい体質になってしまいます。 健康面でも、内臓下垂によって腸が圧迫されて便秘や下痢になったり、卵巣や子宮の位置がずれて生理痛や生理不順、不妊症など女性特有の症状を引き起こしたりします。 ですから女性は骨盤を歪ませないように、普段から足を組んだり、片足だけに重心をかけたりして左右のバランスを崩さないよう、日々の生活の中でも気をつけていただきたいものです。
人の体は疲れやストレスをそのまま放置しておくと、筋肉が不自然な形に固まり、筋力が衰えてバランスを崩し、骨は確実にズレていきます。その結果、頭痛や腰痛といった不調が起こり、時には内臓疾患やガンといった重病にまで進展してしまうことさえあります。 私の治療院にこんな患者さんが来たことがあります。 「胃が痛むので病院で薬をもらって飲んだのに治らない。だからバリウムを飲んでレントゲンを撮ったり、胃カメラでも診てもらったのに、どこも悪くないと言われたんです。でも、今も胃が痛いんです」 実は、私たちカイロプロクターにとって、このような症状は別に珍しいことではありません。こんな患者さんがみえたら、私たちは真っ先に背骨を調べます。なぜかというと、カイロプラクティックでは、主に背骨の歪みが人を病気にすると考えられているからです。 人間の背骨は7個の頚椎、12個の胸椎、5個の腰椎からできています。それが頭と骨盤につながっているのです。そしてその背骨の間には大切な神経が通っています。 背骨が正しい形でつながっていれば、神経はなんら圧迫されることなく健康体です。ところが、背骨が歪んだり曲がってしまうと背骨の間の神経が圧迫され、その神経とつながっている臓器や筋肉に多大なストレスがかかり正常に機能しなくなります。また、背骨の歪みによって血液などの循環が滞れば、体の免疫力も低下します。 カイロプラクティックは背骨を重視した療法であることから、腰痛や肩こりだけを治す療法のように思われがちですが、効果はそれだけではありません。背骨の歪みがいろんな病気を引き起こす原因なのですから、背骨を矯正することでさまざまな症状を治すことができるのです。 例えば、前述の胃の痛みで悩んでいる患者さんの場合で言えば、胸椎の5~9番が胃に関連する神経とつながっているため、そこを矯正することで胃の働きを正常に戻すことができます。このように薬では治らなかった症状が、カイロ治療を受けただけであっさり治るケースは少なくありません。 他にも、原因がわからない頭痛や肩こり、首の痛み、ムチウチ症、腰痛、座骨神経痛、冷え性、椎間板ヘルニア、さらには自律神経失調症、高血圧、喘息、アレルギー、更年期障害、便秘、生理痛など、西洋医学がどちらかというと苦手とする分野に絶大な効果を発揮するのがカイロプラクティックなのです。
労働時間把握の方法と具体的例(1)タイムカード タイムカードは、機械が時刻を打ってくれるため、基本的にうそのない時刻が記録されます。しかし、打ち忘れや代理打ちなどは、ひとつひとつチェックしていかなければなりません。(2)出勤簿(自己申告制) 手書きやパソコンでエクセルのシートに入力するような自己申告の出勤簿は、本人が時刻を記入するため、時刻の信頼性が低く、たいていはキリのいい事項を記入します。また、まとめ書きが起こりやすく、記憶の曖昧さによる誤差も生じやすいです。 図1はタイムカードの記載例です。 ①は「残業申請有」というコメントを入れてあります。このように、タイムカードに打刻されている時間まで労働時間として認めているのか、確認作業が日常的に行われていること、いいといえます。 ②はタイムカードにありがちな打刻忘れです。この場合は手書きで追記して、理由を書き、上司が確認の押印をします。こうすることで、本人と会社との間で誤解がないようにしておきます。 ③は退勤時刻と終業時刻が異なるケースです。仕事は18時で終わっていたが、その後は自主的に残って勉強して、21時40分に帰りのタイムカードを押した場合を想定しています。このまま放っておくと、21時40分まで労働していたと言われたときに反論が難しくなります。例のようなコメントを書かせ、上司の確認印を押すことで、勉強時間は労働時間ではないことをはっきりさせておきましょう。(※自主的な勉強なので労働時間にカウントしません。強制参加の勉強会は労働時間になります。) 図2は手書きの出勤簿の記載例です。 この場合は、すべてが自己申告なので、できる限り毎日確認をすることが望ましいです。 そのほかはタイムカードと同様に、必要に応じてコメントの記入と上司の確認印を押印するなどして、労働時間の認識を労使間で一致させておくことが重要です。 おわりに 労働時間の管理は、とても手間のかかる仕事です。とにかく地道にやっていくしかないことです。そして、賃金計算はもとより、勤怠の状況や過重労働になっていないかという判断材料になったりと、さまざまな役割を持っています。大変ですが、きちんと管理することで、いざトラブルになったときには経営側の強い味方となってくれるものでもあります。完
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