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健康コラム

ホリスティック セラピー研修レポート 1

レポート : 東京本校27期生 米村 真由美

 5月13日から5月21日までの9日間、北海道校・東京校・名古屋校の在校生、卒業生の17名、引率の山口先生の計18名でアメリカホリスティックセラピーに行きました。

 出発日の13日午後、東京の夜間部以外のどんな人が他に行くのか楽しみに集合しました。
 集合時間10分くらい前に集まり始め、それぞれ個性的な方が多いと思いました。

 約10時間のフライトでロサンゼルス空港に到着した時は13日の朝9時ということで、13日がもう一回はじまりました。
現地の米国療術協会会長の小田島さんとガイドさんが迎えてくださり、初日のロサンゼルスの街の観光が始まりました。

 ベニスビーチからの大西洋を眺め、穏やかな時間が流れました。
次に映画の街HOLLY WOODを訪れました。
映画の街らしく仮装した方々が街を歩いておりアメリカにいることを実感しました。

 その後、明日からの授業に備えてサウザンドオークスにあるホテルにチェックインし、長い一日が終わりました。

 次の日から授業が始まりました。最初の開講式で、講師陣の方々の挨拶に続き、校長先生のBen.D.C.さんからお話を頂き、私たちも一言ずつ自己紹介を行い一緒に参加している仲間のことを少しずつ分かり始めてきました。

 1日目はマッサージの基本になるスウェディッシュマッサージを学びました。ローションを使って行うマッサージで、術者のポジションが「ホースポジション」と「アーサーポジション」の2つありました。
学校のほぐしの授業で習ったのと同じだったのですんなり頭に入りました。

この時の注意事項として、腰を曲げないで丹田に力を入れて自分の体を守ること、疲れないで長く続けられることが大切と言われました。
技法は5種類あり、「押す」「なでる」「もむ」が主でした。
通訳の和智さんが訳してくださっているのを聞きながら実践しました。

 どの技法にも共通していたことは、受け手の人と呼吸を合わせて、リラックスして受け手の人自身が治ろうとしていることを教えること。
そして神経にも知らせることが大切だということを学びました。

 一連の流れが30分間くらいとのことでしたが、ひとつずつ確認しながら行っていたので、1時間から1時間半かかりましたが、やっている側も受けている側もとても気持ちよく移動の疲れが取れました。


つづく





手技療法家のための 整形外科学 整形学検査法 5

問診から想定すべき疾患 「主訴、主症状からの推察」

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手技療法家のための 整形外科学 整形学検査法 4

【問 診】

患者が診察室に入ってくるところから注意深く観察する必要がある。
歩行状態、姿勢、動作をよく見ることで疼痛の程度や出現部位、筋力低下出現の有無が推察できるからである。

また、患者の表情や態度を観察することも重要で、心因性要素の有無を考慮する要素となり得ることがある。
最初に聞き出すことは患者が一番困っていること、つまり主訴を聞き出すことである。

そして、主訴がどの程度のもので、どの部位に、どのような原因によって、いつから始まってどのように経過しているか、を患者の言葉で正確に記載していく。
「どこが、いつから、どのように、どうしたら」が基本となる。病歴を聴取する際には、以下の内容を注意深く的確に行うべきである。

1. 主訴

患者が最も苦しんでいる、悩んでいる症状を患者の言葉で明確に聞く。

2. 関連部位
主訴と関連性のある症状の有無を確認する。また、主訴以外の患者の状態を全体的に把握することも大事である。

3. 発生時期、日時
症状はいつから始まったのかを、できる限り詳細に確認する。(急性・慢性)

4. 症状の部位
患者自身に示してもらう。指で示すのか掌で示すかを観察することで局限症状か否かを確認できる。また触り方により症状の範囲、方向、深さなども推測の助けとなる。

5. 症状の種類
患者の言葉、表現をそのままに。痛みの表現により誘因の推察ができる。
⇒炎症、神経性、筋性、骨性、内臓系、腫瘍性など。
性質:鋭い痛み、鈍痛、ズキズキ、ビリビリ、しびれ、深部、浅部、圧迫感、熱感、冷感、違和感など。
程度:日常生活における量的表現。(例:立っていられない、歩けない など)

6. 症状の原因、誘因
何をしていて症状が起こったのかを詳細に確認する。また、何をすると悪化・軽減するのか。
もし思い出せない、わからない場合は検者から想定できる質問をすることも必要。
動作時以外の安静時、夜間や就寝時に痛みが出現する場合は注意を有する。

7. 症状の経過
症状の発生から現在に至るまでの経過を聴取する。持続的か間欠的か、規則的か不規則的か、悪化しているのか、軽減しているのかを確認する。
特に急性期で増悪している症状は注意深く聴取する必要がある。症状が複数の場合は出現する順序を聞くこと。

8. 過去の経験、治療歴
過去に同様の症状の有無、ある場合はその時期、発症機転、経過を確認。また、検査や治療を受けている場合はその診断と治療内容、その効果を確認する。
患者自身が行う個人的な処置や薬物の使用も同様に確認をする。

9. 社会歴
患者の職業(現在・過去)、趣味、スポーツ歴などから多い姿勢、動作を聴取することで身体的に負荷のかかる部位を解剖学・運動学的に推察が可能となる。精神的な負担も同様である。
また主訴に関連するような喫煙歴やアルコールの摂取量、食生活の内容などわかり得る範囲で聴取するようにする。

10.既往歴
過去における健康状態を確認する。外傷、事故、手術歴に関して、主訴に関連する可能性があるときは事故状況、検査結果、手術法など詳細に聞く。
または最近の健康診断、各種検査の結果も聞くことも大切。必要であれば家族(配偶者)の病歴も聴取する。


つづく





手技療法家のための 整形外科学 整形学検査法 3

問診


 問診とは患者に対して病歴・症状などを質問して診断の助けとすることである。できる限り詳細に、かつ正確に行うことにより、患者の訴える症状を理解し、病因を推測することで、どのような処置が妥当か予測可能となる。

次いで、視診、触診、整形学検査、神経学検査などの検査を行い、患者の状態をさらに把握することで診断に導けるのである。
問診は的確な検査・治療の第一歩である。

問診は単純に術者の質問に患者が答えることではない。
患者自身が持っている悩みのすべてを十分に表現できるように誘導してあげる必要がある。
そして患者は術者が自分で経験したことのない体験者でもある。

患者に対して学ぶ気持ちを失わず、常に謙譲の気持ちを持って接することが大切である。
好感の持たれる言葉使いを意識しスムーズな問診を行うことが、患者との信頼関係を構築する必要な条件である。


つづく





手技療法家のための 整形外科学 整形学検査法 2

検査の進め方フローチャート

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 下肢神経症状を伴わない腰痛では、まず問診により急性のものなのか、慢性のものなのかを判断し、急性の場合、アダムの体位において椎間板障害の有無を確認する。

腰部慢性疾患は、問診で得られる情報が最も重要であり、その情報をもとに整形学的検査を行うことにより容易に判断できる。

特に患者の症状の他に年齢、性別、生活習慣等に注意を払うとよい。
腰部慢性疾患は、同じ症状であっても患者の年齢によって判断が全く異なるケースが少なくない。


つづく