カイロプラクティック学校、整体学校の日本カイロドクター専門学院・国際基準の教育でカイロドクターを養成します。

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健康コラム

カイロプラクティック教本-四肢編8-

◎ 四肢をつなぐ関節のメカニズム(その3)

■関節の痛みのパターン

3. 痛みの神経伝導路と制御機構

 ところで、骨格筋(随意運動筋)は激しい肉体労働(脊髄系)だけでなく、細やかな感情の表現(皮質系)に至るまで機能している。

これは人の動きと、その位置および、それに要する力に配分を
知覚するそれぞれの感覚器が中枢系により統御されていることを物語っている。

 すなわち、関節がまず目的に沿って四肢に各角度を作らせる。そのしくみは、関節内の動き受容器(サブユニットを持つ)によりそれぞれの角度(位置)を取るために、それぞれ一定の頻度による
インパルスを(各インパルスの違いによる)発射し続ける。

 その際、眼力、迷路、記憶などの中枢系の感覚受容器から入力された情報を統合して、運動の結果を予知させる中枢系の修正情報を先送りして初期の運動目的を達成させることになる、と解される。

 こうした機序は痛みの修飾にも十二分に出されているとみて差し支えあるまい。

 つまり、外部環境からの、また生体内の痛み刺激が末梢から上向して脳脊髄へ伝達される。
その際、脊髄ゲートおよび脳内各種の核(特種細胞の塊り)により痛み刺激は修飾、抑制されるわけである。

MEMO
脊髄ゲート・コントロールとは、中枢系の太い神経線維により侵害受容器入力をいち早く抑制するというもの。
しかし、後角に病的変化があると、生理的刺激も疼痛に転化する。

 とはいえ、中枢内の疼痛経路は極めて複雑である。現在までのところ、平行しながら重複して上行する一連と伝導路の存在が明らかにされている。

 特に、痛み刺激の「位置」と「質」を弁別する(比較的新しい)系としていくつかの経路が注目されよう(図13)。

z13

つづく





ロンドン五輪でカイロプラクターが活躍

 2012年夏のロンドン五輪では、アスリートのベスト・パフォーマンスを目指し多くのカイロプラクターが活躍した。今回は当地のオリンピック委員会(LOCOG)が運営するポリクリニック(多様な医療を提供するクリニック)で28人のカイロプラクターが活躍し、スポーツカイロ界での大きな軌跡となった。

 オリンピックでのカイロプラクターの活動方法は大まかに3つに分けられる。

それらは
①個別に選手やチームと契約してサポートする、
②各国の公式メディカルチームに所属する、
③オリンピック委員会が運営するポリクリニックに所属する
ことである。

ロンドン五輪のポリクリニックは、オリンピックとそれに続くパラリンピックの為の24時間の救急医療体制を備えたクリニックである。
一番多い受診は、筋骨格系の怪我や不調などだが、眼科や歯科も万全の体勢が整っている。
オリンピック選手は勿論のこと、そのサポートスタッフにも無料で医療が提供された。

 LOCOGのカイロプラクター代表のドクター・トム・グリーンウェイ氏は、「最も心配したことは、カイロプラクターはそれぞれ少しずつ違ったアプローチで治療するので、それによる混乱がないかということでした。

しかし彼らは、素早く現場に適応して出来る限りの最高のパフォーマンスを示しました。
自営で働くということが、カイロプラクターに″何が最も必要とされているか″に気づく力を養っていると思います」と述べている。

 ロンドン五輪の陸上男子100メートル、200メートル、400メートルリレーで優勝し実力を示したジャマイカのウサイン・ボルト選手は、カイロプラクティック・ケアを定期的に受けている。

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 フロリダで開業するドクター・マイケル・ダグラスは、1996年からジャマイカ・オリンピック・チームの公式カイロプラクターとして活躍しており、同国屈指の陸上選手のケアをしてきた。

ドクター・ダグラスは、自営のクリニックでも神経学とスポーツ医学の知識と経験を生かし、痛みのマネジメントとパフォーマンス向上のための治療をメインにしている。

 ドクター・ダグラスがボルト選手をアジャストしている写真は、ネット上でカイロプラクター達の大きな話題となった。
ご興味があれば、 Usain Bolt, chiropracticcareなどのキーワードで検索してみてください。

 カイロプラクターがトップアスリートの素晴らしい実績をサポートしてきたという事実には、何にも増してカイロの素晴らしさを世の中に伝えるインパクトがあるだろう。







アメリカ研修に参加して No.2

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 他にも、施設の中にテクニックルームのような部屋がありそこでは三年生の一学期の中間テストに合格した生徒が先生の監修の元、生徒が矯正する練習部屋がありました。
そこで練習している人たちを見て、やはりどこの人も練習は不可欠で、私たちよりも大変なカリキュラムで勉強している人でも二年以上勉強してからではないと矯正の練習ができないというのが驚きでした。

 五日間の研修内容のメインはもちろん人体解剖学ですが、ほかにもレントゲンの診断のレクチャーや病気を持っていた検体の体や内臓のレクチャーを受けました。

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 人体解剖学では3~4のグループに分かれて、少人数で検体を囲みながらライフカイロプラクティックカレッジウエストの生徒さんたちと先生たちが部位ごとに説明してくれました。実際の検体を見て、いままで勉強してきたものがこの経験、体験を通してさらに理解できた気がしました。

それぞれの内臓の部位の形や厚み、そして次の臓器に繋がるための仕組み、筋肉の層や筋肉が骨に付着するまでの筋肉から腱になっていく繊維。

動脈、静脈の厚みや感触の違い。すべてが勉強になり、そしてまだまだ自分の知識が足りないと思いました。

 研修期間は短い間でしたが、この間に見て学んだことはとても得がたい価値のあるものだと私は感じました。
人体解剖という日本で経験できない体験に参加させていただく機会が与えられたことに、感謝します。
そしてこの経験を糧にして、これからも勉強に精励していきたいと強く思いました。

 最後になりましたが、今回のアメリカ人体解剖研修実施に尽力して下さった新渡理事長、そして実習の引率、通訳をして下さった小倉学長、佐藤D.C.、また実習現場でお世話になったライフカイロプラクティックカレッジウエストの先生、学生、その他のスタッフの皆様に強く感謝の意を表します。

 本当に、ありがとうごさいました。

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アメリカ研修に参加して No.1

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 組合員の皆さま、初めまして。
 日本カイロプラクティックドクター専門学院 東京本校 第33期生 志賀松と申します。

 この度、2012年11月6日から15日の間行われた、アメリカ研修(人体解剖実習)に参加致しましたので、この誌面をお借りしてその様子をご報告させていただきます。

 私が今回このアメリカ人体解剖研修に参加した動機は日本では見ること、触ることの出来ない実際の人間の体の組織や仕組みを見たかったからというのも一つですが、他にも入学前から興味があったカイロプラクティックの本場であるアメリカの学校を見てみたかったからです。

 私たちはサンフランシスコにあるライフカイロプラクティックカレッジウエスト(Life chiropractic collage west)というカイロの大学で五日間の研修を受けました。

初日の半日は学校の施設を見学しました。
学校併設のクリニックにはたくさんの個室があり先生の監修の元、現役の生徒が患者さんを見て治療をします。

それぞれの個室には机の上にパソコン、そして矯正用のベッドや器具がそろって置いてありました。
原則的に治療は個室で行うそうです。

そこには個室ではない広めの治療スペースもあるのですが、そこは三年生の生徒が新入生を患者さんと見立てて治療を行うために使うと聞きました。
三年生は問診からカルテの記入、検査、そして矯正まで行います。

このクリニックで驚いたのはカルテの種類です。治療院の壁に十何種類ものカルテが置いてありました。
カイロプラクターは医者なので患者の症状に本当にあった治療法を判断しなければなりません。

自分の病態を理解していない患者に必要なのはカイロプラクティック的な治療かもしれない、もしかしたら外科、皮膚科、内科など専門外の治療の可能性も考えなければならないと聞き改めて医者という重みを実感しました。

そしてそれを判断するいろんな分野の知識も必要だと、改めて思いました。
学校内の施設を見学している途中である教室の中に案内されたのですが、そこには二人の先生がいて一年生の一番初めの期の中間テストの問題が置かれていました。

そこにはいろいろな部位の骨が置いてあり、問題用紙の様なものに問題が書かれていました。
この骨は脊柱のどの部位か、脊柱の印が付いている一部分は何の筋肉と繋がるのがなどの質問でした。
私は頸椎だ、ということは解ったのですが筋肉となるとさっぱり分からず、自分の勉強不足に改めて気付かされました。
 


つづく





「北海道元気まつり」 No.2

「最大の予防は正しい知識を身につけること。」
「即ち、自分の身体の構造と働き、疾患を知ることなんです!」
「予防⇒治療へと変わります。」

 義務教育課程で教えてくれれば良いんですけどね、、、
 思わず、にやけてしまった。笑
 私も同じセリフを患者さんにしているからだ。

 結びに「死ぬ直前まで元気で活動できる身体を手にいれよう!」
「そのお手伝いに我々カイロプラクターがお役に立てれば幸いです。」と、括られた。

 さて、医療の起源はシャーマンから始まり現在に至るまで日々進化し発展してきた、一方で倫理観や医療費、また細分化された各種専門医での対症療法的な処置が一部で社会問題となっている。

 そんなアロパシー医学の裏側で、補完的な医療の一つとして代替医療(ホメオパシー医学)が存在している。

 世界各国、古くから自然伝統医学は受け継がれ、手技・芳香・音楽・針・温熱・etc、と現在も人々の健康に根付いている。

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 川人先生の代替医療の連載コラムでこんな記事を見つけた。

 WHO(世界保健機関)によると、世界の人口比率からみて保健管理業務の7~8割は伝統医療としている。
アメリカでは既に十数校の医科大学において代替医療の研究が割り当てられており、医学研究センターを含め、多額の国費が研究費として補助され、全米医学校の6割で代替医療の講義も行われ
ている。

イギリスでも1983年に代替医療調査評議会が英国王室基金の援助を受けて設置された。
91年には、英国保健省が通常医療を行う開業医が補完代替医療を行う治療家を雇用した場合には、その費用を国保で賄うと発表し、以来、通常医療現場で積極的に補完代替医療が利用されるようになってきている。

 またチャールズ皇太子の発案により、国家レベルで補完代替医療の研究を5年計画で行っている。