スポーツ競技によるACL損傷の原因はジャンプからの着地動作、急な減速、カッティング動作などであり、細かく言えば、膝の外反動作が大きくなると、ACLへの負担量も増す。
ある文献によれば女性アスリートの損傷リスクは4~6倍も高いそうだ。
原因は男性に比べ外反位しやすいからである。
痛みがなく、競技上のパフォーマンスにも影響のない状態でも、膝関節の外反位または、外反動作は要注意であり、修正する必要がある。
そのままの状態が続けば後に競技パフォーマンスに悪く影響し、ACL損傷リスクが高まる。
カイロプラクターとして、このような状態であれば、以下の手順で検査そして治療を行っていく。
①静的姿勢分析(立位):膝関節外反の有無をみる
②動的姿勢分析:軽くジャンプして着地したとき、着地衝撃の吸収を膝関節の屈曲に伴い膝関節が外反しないか見る。
正常であれば膝蓋骨は正面に位置する。
※①の検査によって膝関節が外反していなくてもこのテストを行う。
つづく