労働者とは?
はじめに労働者の定義について確認しておきましょう。
労働者とは、大きく分けて次の3つに該当する場合と言えます。
1. 働く時間の拘束を受ける人
2. 事業主の指示や命令に従って業務を行う人
3. 賃金をもらっている人
一般的なサラリーマンを考えてみましょう。サラリーマンは始業時刻と終業時刻が決められています。
最近はフレックスタイムの会社も多いですが、たいていは朝9時とか出勤時間が決められています。
そして、終業時刻までは仕事をしないといけません。
このように勤務時間が決められていることは、労働者としての一つの条件です。そして、就業時間内は、必ず会社や上司の方針に従って仕事をすることが原則です。
もちろん部分的には各自の裁量が認められている部分もありますが、会社の方針に逆らってまで自由気ままに仕事をすることはできませんし、違反があれば懲戒されることもあります。
最後に、賃金をもらっているというところもポイントです。月給や時給などで、労働と引き替えに決まった賃金をもらっているような場合は、労働者と言えるでしょう。
「労働者では無い」と判断されるためには、このような労働者性が有るのか無いのかということを、個別に見ていくしかないのです。
つづく