METHODS
Study Desig
・横断的(cross-sectional)相関デザインを使用した。
・Russian Governmental Medical University 倫理委員会承認の下実施された。
・実験前患者の承諾を得て実施した。
Subjects
・Moscow Manual Therapy Centerに来院した慢性頚部痛・上背部痛患者45人(平均40±10.9歳;男16人、女29人)(2006年2月~2010年2月)
・除外:むち打ち症(current)、動脈硬化症、高血圧症、偏頭痛、糖尿病、鬱病、頭部外傷、発作既往歴、脊椎手術歴、喫煙、薬剤摂取、腰痛
・問診により性別、年齢を記録
Measures
1.NDI:10項目、各項目スコア;0~5、トータルスコア;50
2.一人の検者による頚椎、上部胸椎部(肋椎関節を含む)触診 →“segmental dysfunction”部位検出
3.触診時の圧痛レベル(上記検出部位)をVisual Analogue Scale(VAS:0~10)を用いて記録
2、3を5分間のインターバルで2回行い平均値を記録
4.SPECT撮像
検査:上記検査の1~3日後に実施
15分間休息後、Technetium-99m hexamethylpropyleneamine oxime(HMPAO) 7.5 MBq/kgを投与
20分~40分後撮像
使用機材:double-head gamma camera system
Philips Forte
画像データ:128×128 pixel matrix, 64 projections
30~40 sec./view, 50,000~70,000 impulses/view
Technology Jet Streamによりディテクターを患者の頭部により近付けることが可能になった。
5.画像解析
生データ→Butterworth filter→画像再構成
(Hanning filters, Chang’s method: 8mm widths3軸方向の補正)
6.画像比較
2人の放射線科医師により評価- visual color scale(VCS)による前頭葉、側頭葉、頭頂葉、後頭葉の比較
1ステップ5%(0~100%)(Fig.1左端20色下:青→上
:茶、赤、白:100%)-10%以上の差異を記録(norma;l
Fig1との比較)
Region of interest(ROI)による解析
Data Analysis
・全脳、局所脳のSPECTスコアと3グループsegmental
dysfunctionスコアの分散分析(P<.05)
・Student t test(pair-wise)の使用
・segmental dysfunctionスコア、VASスコア、NDI
と総SPECTスコア(局所潅流低下率)との間、および
年齢、罹患期間における相関解析-Pearsonの相関係
数を用いた一側変量(univariate)相関解析(P<.05)
・多変量解析(P<.05)の実施
つづく