Brain areas involved in acupuncture treatment on functional
dyspepsia patients: A PET-CT study
< 方 法 >
■柀験者:
FD患者;8人(右利き、男4人、女4人、年齢:24.25±2.49歳)の空腹の遅れを症状とする者
(平均罹患期間:15.25±4.20 ヶ月、mean score of Nepean Dyspepsia Index: 64.25±4.43)
健常者;8人の年齢、性別が一致する右利き、平均年齢:25.50±1.85歳、胃腸障害、兆候のない者
■診断基準:
(1)The Roman III diagnosis criteria on FD
(2)The Roman III diagnosis criteria on the Postprandial Distress Syndrome(食後苦痛症候群、FDのサブタイプ)
■Inclusion criteria:
(1)年齢20 ~ 30歳
(2)前述診断基準に相当する者
(3)written informed consent formに署名する者
■Exclusion criteria
以下の項目がチェックされた。
(1)妊娠
(2)精神及び神経疾患、意識障害を伴う頭部外傷の病歴
(3)胃腸薬(消化促進剤)の使用
(4)重篤な心臓脈管系疾患、呼吸器疾患、腎臓疾患の病歴
(5)鍼治療に対する適応外項目(抗凝固療法等)
更に、self-rating anxiety scale (SAS)、self-rating depression scale (SDS) を使用し、中等度或いは重篤な不安症或いは鬱患者は本研究より除外された。
本研究は、Chinese Academy of Sciences倫理委員会より承認を受け実施された。
鍼治療無でのPET-CT撮像後、臨床経験のある同一鍼師によりmanual acupuncture (MA)が5日間毎日施され、鍼刺激部位は図で示した胃メリディアン上のST34、ST36、ST40、ST42であった。刺鍼はST34、ST36、ST40に2.0Cmで、ST42には1.5Cmで行われ、5分間の軽度な捻りとスラストが施された。
捻りは90-180° 60-90回/min、スラストは6-10mmの深で60-90回/min行われた。その5分間の刺激後更に30分間の置鍼が施された。
健常者はMA無で、FD患者はMA無及びMA後のFDG PET-CT撮像が行われた。全ての柀験者は、4時間以上の絶食後次の順序で検査を受けた。
(1) 血圧及び血糖値測定
(2) 暗室での20分間休息
(3) FDG注射(0.11mci/kg)
(4) 40分間の安静
(5) PET-CT撮像
つづく