JCDC特別講師
山根 悟 D.C.
◎ 足関節のモーション・パルペーションとマニピュレーション
足根中足関節のモーション・パルペーション
1. P.-D.グライドのテスト(図31a.b)
P.P: 仰臥位。
D.P.:テーブルの側面に立つ。
C.H.:内側から四指は中足骨の背側を摑み、足底から 母指で中足骨にコンタクトする。
S.H.:他方の手で足根骨を固定する。
M.P.:滑り方では全楔状骨を固定し、それぞれの中足 骨を足底、または足背方向へ滑らせるように関節 の遊びをチェックする。
2. 回旋のテスト(図32a,b)
P.P: 仰臥位。 D.P.:テーブルの足方に立つ。
C.H.:内側から中足骨の足底に母指を、足背を四指をコンタク トする。
S.H.:他方の手は踵足を固定する。
M.P.:8の字を描くように足根中足 関節の関節の遊びをチェックする。
3. P.-D.グライド(D→P)のテスト(図33a.b)
P.P: 仰臥位。
D.P.:テーブルの足方に立ち、頭方を向く。
C.H.:足骨上で両手を組むようにし、母指で足底の中足骨の固定をする。
M.P.:できる限り背屈し、中足骨をドクター側に牽引するように引っ張り、関節の遊びをチェックする。
4..P.-D.(Dorsal-Plantar)グライドのテスト(図34a.b)
P.P:立位。
D.P.:患者の後方に位置し、片膝を立てて座る。
C.H.:両手の母指で足根中足関節よりの中足骨頭に両母指でコンタクトする。
S.H.:C.H.に同じ。
M.P.足関節をできる限り背屈し、患側の膝を90°以上 屈曲し、フロアーに向かって引き下げるようにス ラストを加える。