カイロプラクティック USA留学通信|健康コラム|日本カイロプラクティックドクター専門学院

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カイロプラクティック USA留学通信

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レポーター/志賀松 綾子

ライフカイロプラクティックカレッジウェスト2014年7月期入学
(当組合認定校 日本カイロプラクティクドクター専門学院東京本校33期卒業)

 

こんにちは、今回はガンステッドの授業で習ったこ とについてお話ししたいと思います。カイロプラクテ ィックのテクニックはテクニックによっての決まりご とがあります。ガンステッドテクニックでは、アジャストの前の検査の順番が決まっています。

まず初めは1問診です。どこに痛みがあるか、い つ、何をしたときに痛むのかなどです。例えば腰痛の 患者さんの場合、長時間座っているときに痛むの か、歩いているときに痛むのかで腰椎か仙腸関節の どちらの問題なのか大体の予想をたてます。

次は2視診です。これは患者さんの自然体の姿勢 のチェックです。前後から見ての左右の高さの違い や、角度の違い、例えば足のつま先でどちらの足の ほうが外側を向いているかなどです。横から見た時 の、耳孔からくるぶしのラインをチェックします。

 

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次の検査は3“ナーブスコープ(Nerve Scope)” または“ゴースコープ(Go-Scope)”といわれるスコ ープを使って行います。このスコープは熱を持って いるところを感知して知らせてくれる機械です。サ ブラクセーションが有る所=炎症が起きている=発熱している。なので、このスコープを使って炎症が起 こっているところをチェックします。

 

次は4触診です。スタティックパルペーションとモ ーションパルぺーションの両方行います。スタティッ クパルペーションでは炎症部位の確認をします。炎 症には五つの徴候、1)発熱、2)発赤、3)浮腫、4)疼 痛、5)機能障害があります。そのうちの発熱、浮腫は 触診でも確認できます。モーションパルペーション ではそれぞれの関節の動き、整形学検査、神経学検 査などを行います。

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最後に5レントゲン写真のチェックです。このレント ゲン写真を必須にするのかは人それぞれで違うよう です。ガンステッドテクニックのみを使う、いわゆるガ ンステッドドクターはこれを必須としますが、ガンステ ッドテクニックの他にも別のテクニックを使う人は患 者さんに骨折の疑いがあるなどの疑わしいケースの 時のみという場合が多いそうです。すべての検査が 終わったらアジャストを行います。アジャスト時は素肌 接触“skin to skin”で行い、必要な場合は患者さんに 背中が開いたガウンを着せてアジャストします。

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動きの悪い関節の部位のリスティングを出すとき には、3つ以上の共通の結果が最低条件です。例え ば、1)視診で右の腸骨稜が左側より低い、2)触診で 右のPSIS付近に浮腫、3)モーションパルペーション で右の仙腸関節の動きが左側に比べて少ない、4) ディアフィールドレッグチェックでポジション1での右 短下肢がポジション2で長くなるか、左右の長さが揃 う。この検査の結果を経て、右のPI腸骨とリスティングを出します。授業の内容の一つに、生徒同士のア ジャストがありますが、その時にもきちんとカルテに 問診などの検査結果を書きます。そして、そのカル テを先生に見せて了承をもらい、先生の監督のもと アジャストをすることができます。この過程は、すべ てのテクニックの授業と学校併設のクリニック共通 のきまりごとです。

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今期からガンステッドテクニックのワークショップ とブートキャンプのセミナーに参加し始めました。こ のセミナーは1年間のプログラムで、年にワークショ ップが3回、ブートキャンプが3回の計6回のセッショ ンに分かれています。1回のセッションの期間は金曜 の午後5時~9時、土曜日の朝9時~6時、日曜日の 朝8時~午後1時の3日間です。内容は、講義もあり ますが、ハンズオン(実技)の練習を主にします。今回(9月)はベンチテーブルで腰椎と仙腸関節のサイド ポスチャーとサービカルチェアの基本的なアプロー チについて教えてもらいました。次回(10月)は主にレントゲン写真 の診断方法の授業と前 回の復習です。セミナ ーについては次回の時 にお話ししたいと思い ます。

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