頭痛の原因はさまざまで、その症状も多岐にわたっています。
風邪で熱が出て、あるいは二日酔いで頭がガンガンするなどといおう場合は、原因がなくならない限り無理でしょうが、目の疲れや肩こりからくる頭痛、これといった原因がないのに頭がズキンズキンと痛む偏頭痛(医学用語では片頭痛と言います)などは、私がこれから教えるバスタオル療法で十分改善されるはずです。
カイロプラクティックでは、頭痛とは首の骨の一番上、頚椎の1番と後頭骨の間にある神経が圧迫され、それが頭痛というシグナルになって現れるとされています。
ですから、この後頭骨と第一頚椎を治療して、圧迫を取り除けばいいのです。
また肩こりは、長時間のパソコン作業や姿勢の悪さ、ストレスなどによって肩の筋肉が血行不良を起こすのが原因です。
こった肩はマッサージなどでほぐしてもらうと行き返ったように楽になります。
でも、しばらくするとすぐに元の状態に戻ってしまうケースがほとんどでしょう。
中途半端な治療をしても、すぐに再発してしまうのが肩こりの厄介なところ。
だから肩がこったと感じたらすぐにタオル療法をやるのが一番です。
毎日続ければ、どんなにひどい肩こり症の人も、だんだんと楽になるはずです。
方法は前の頭痛の時と同じです。ただタオルをあてる位置を首の上部から付け根の部分に変えましょう。
頭痛・肩こり
①タオルなしで左右両方に首を回してみて、動きの悪い方向がどちらか見極める。
②タオルを首の後ろ(頭と首の境目辺り)に回して両端を持ち、両手を少し下目に固定して首の力を抜く。
③首が左へ回しにくい人は、タオルを首の後ろから動かさないように注意しながら、左手を固定して右手を顔の左前方へ突き出しながらその力で顔が左を向くようにする。
その時にただ回旋させるのではなく、右手で1、2の3と弾みをつけ、3でタオルを引っ張る力を強め、後頭骨と第一頚椎に刺激を与えるようにする。
★首が右へ回しにくい人は、左右逆の動作をしてください。