股関節の矯正
股関節はさまざまな方向に動く関節で、複数の大きな筋肉で周囲の部位と連結されています。股関節痛はこの股関節の歪みやズレと、股関節に付着する筋肉の炎症などによって起こります。
また、股関節の柔軟性を失ってしまうと、腰を悪くしてしまったり、歩行困難になったりと、様々なトラブルのもとになります。できるだけ柔軟性を保つように心掛けましょう。
左(右)の股関節が開きづらい人
股関節障害、精力減退、ソケイヘルニアの予防に有効
①仰向けに寝て、両足の膝の少し上を大きめのタオルでかなり余裕をもたせて縛る(大きめのタオルがない場合は、スポーツタオルを3本くらいつないで長くしてもおOK)。
②左が開きづらい人は、右足を伸ばしたまま固定し、左膝を立てて外側に開いていく。
③その状態できついと感じるまで静止する。
★右が開きづらい人は、左右の足を逆にして同じ動きをします。
左(右)の股関節が閉じづらい人
股関節障害、腰痛の予防に有効
※姿勢は股関節が開きづらい時とまったく同じ。ただし力の入れ方を逆にします。
①仰向けに寝て、両足の膝の少し上を大きめのタオルでかなり余裕をもたせて縛る。
②左が閉じづらい人は、左膝を立てたまま固定し、伸ばした右足で左足を内側に引っ張るように力をかけたままきついと感じるまで静止する。
★右が閉じづらい人は、左右の足を逆にして同じ動作をします。
あぐらがかきにくい人
下半身の重み・だるさ、腰痛の予防に有効
①仰向けで両ひざを立て、両膝がこぶし3個分ほど開くようにして、膝の少し上をタオルで結ぶ。
②両足を均等の力で左右に開き、タオルを引っ張り合い、その姿勢できついと感じるまで静止する。
★大きめのバスタオルかスポーツタオルを3本くらいつないだものを用意しましょう。