膝の矯正
(膝のバランスチェック法は31ページにあります)
膝は、全身の体重が一気にかかる関節です。スポーツなどを激しく行ってきた方は、特に故障が出やすく、トラブルが起こりやすい部位だと言えるでしょう。そして、動かさなさすぎても筋肉に柔軟性がなくなり、トラブルの元となります。また年齢を重ねたり、急激に体重が増えたりしても膝痛が起こってきます。
ここでご紹介するバスタオル矯正法なら、自分で行い無理なくストレッチができますから、膝痛の予防にたいへん有効です。もし痛みがあるようでしたら、すぐに冷却し(104ページ参照)、無理をせず医師やプロのカイロプラクターに相談することをおすすめします。痛みはなくても不安のある方は、無理をせずに徐々に強度を高めていくようにしましょう。
膝が曲げにくい人
変形性膝関節症、腰痛、膝の水腫の予防に有効
①仰向けに寝て片膝を立て、もう一方の足は伸ばし、タオルを足首にかけて両端を両手で持つ。
②両手でタオルを引っ張る。
★片足だけ曲げにくい人は、悪い方の足だけ行いましょう。ただし、少しでも痛みを感じる人は行ってはいけません。膝を曲げる時にちょっと固いかなという人がやりましょう。
膝が伸ばしにくい人
①仰向けに寝て、片方の足の裏にタオルをかけ、両端を両手で持つ。
②両手でタオルを引っ張りながら、足(膝)をできる限り伸ばす。
★両足とも伸ばしにくい人は、足を替え同じ動作を繰り返します。やはり痛みのある人はやらないでください。