背中の矯正
背骨の間には内蔵や各種器官につながっている大切なせき髄神経が通っています。ですから、背骨がズレたり歪んでいると、肩こりなどはもちろん、胸部痛、肋間神経痛などの痛みを引き起こす病気や、心臓疾患喘息、咳、呼吸困難等の肺疾患、さらには肝臓疾患などなど、思いもよらぬようなさまざまな症状が現れてきます。
自覚症状がなくても、自分で定期的に背骨をチェックして、少しでも気になるところがある場合はバスタオルストレッチで痛くなる前に治してしまいましょう。
胸が反らしにくい人
心臓疾患、胸部痛、肋間神経痛の予防に有効
①立ったままでタオルを体の後ろへ回し、腰の高さで両端をつかんで腕を伸ばす。タオルの持ち方は手の甲が上を向くように。
②タオルを持った両手を開きながら軽く上に上げていく。この時に、できるだけ肩甲骨がくっつくように意識しながら行う。
背中を丸められない人
喘息、咳、呼吸困難等の肺疾患、肩こりの予防に有効
※このストレッチは例外的にタオルを使用しません。
①立ち上がって両手の拳を軽く握り、胸の高さに伸ばし、両拳を胸の前でクロスさせる。
②肩甲骨を離すことを意識しながら、両拳を外側へ突き出し、これ以上クロスできないというところまできたら、さらに肩甲骨を離すつもりで背中を丸める。
★これだけで背中が丸めやすくなり、肺の動きが良くなります。
骨を正すバスタオルストレッチ(背中の矯正編②)に続く