組合員の皆さま、初めまして。
日本カイロプラクティックドクター専門学院 東京本校 第33期生 志賀松と申します。
この度、2012年11月6日から15日の間行われた、アメリカ研修(人体解剖実習)に参加致しましたので、この誌面をお借りしてその様子をご報告させていただきます。
私が今回このアメリカ人体解剖研修に参加した動機は日本では見ること、触ることの出来ない実際の人間の体の組織や仕組みを見たかったからというのも一つですが、他にも入学前から興味があったカイロプラクティックの本場であるアメリカの学校を見てみたかったからです。
私たちはサンフランシスコにあるライフカイロプラクティックカレッジウエスト(Life chiropractic collage west)というカイロの大学で五日間の研修を受けました。
初日の半日は学校の施設を見学しました。
学校併設のクリニックにはたくさんの個室があり先生の監修の元、現役の生徒が患者さんを見て治療をします。
それぞれの個室には机の上にパソコン、そして矯正用のベッドや器具がそろって置いてありました。
原則的に治療は個室で行うそうです。
そこには個室ではない広めの治療スペースもあるのですが、そこは三年生の生徒が新入生を患者さんと見立てて治療を行うために使うと聞きました。
三年生は問診からカルテの記入、検査、そして矯正まで行います。
このクリニックで驚いたのはカルテの種類です。治療院の壁に十何種類ものカルテが置いてありました。
カイロプラクターは医者なので患者の症状に本当にあった治療法を判断しなければなりません。
自分の病態を理解していない患者に必要なのはカイロプラクティック的な治療かもしれない、もしかしたら外科、皮膚科、内科など専門外の治療の可能性も考えなければならないと聞き改めて医者という重みを実感しました。
そしてそれを判断するいろんな分野の知識も必要だと、改めて思いました。
学校内の施設を見学している途中である教室の中に案内されたのですが、そこには二人の先生がいて一年生の一番初めの期の中間テストの問題が置かれていました。
そこにはいろいろな部位の骨が置いてあり、問題用紙の様なものに問題が書かれていました。
この骨は脊柱のどの部位か、脊柱の印が付いている一部分は何の筋肉と繋がるのがなどの質問でした。
私は頸椎だ、ということは解ったのですが筋肉となるとさっぱり分からず、自分の勉強不足に改めて気付かされました。
つづく