青い空、青い海、プールに浮かぶ人々...そんな景 色を見下ろしながらセミナーが始まります。
まずは初心に帰り基礎の見直しです。
脚長分析の実技練習から テクニックを軽くおさらいします。
私は東京本校においてテクニックのインストラクター をしていますが、毎回講義をするたびにこの基礎の大 切さを実感します。
検査法や矯正法などは覚えて出来 るものですが、脚長分析がうまく出来ないと全てが、くるってきてしまいます。
なので授業ではしつこいくら い何度も脚長分析の練習を繰り返します。
そして授業以外でも各自練習をするよう、うるさく言い伝えます。
しかし、次の授業までの間という短い期間でも自分の 癖が出てしまい、また授業で直される。
しばらくは、 その繰り返しですが、練習を積み重ねる程身についていきます。
検査法、矯正法についても同様、何度も繰 り返し勉強をして習得していきます。
毎期、アクティベ ーターを初めて学ぶ方たちと同様に、自分も同じ立場 に立って物事を考え、疑問に思うことに対処していく、 そんな気持ちを常に忘れることのないようにするのも、 私が毎年このセミナーに参加する目的でもあります。
次に、症状別の細かい対処法なども学びます。これは、 その年によってテーマが違うので、毎回新しい内容を勉強することが出来ます。中には、今まで使っていた 検査法、矯正法が少しずつ変化していくものもあります。
というのもアクティベーター社は研究施設をもって いて、そこで様々な研究が行われ、よりよい効果を発 揮するものが常に求められているからです。
現状に満 足することなく常に進化を求めているのも、魅力のあ るテクニックの一つだと言えます。
講義の間には、そ の研究によって得られたデータやDr. Fuhrの臨床例な どが話されることもあり、非常に興味深い内容でした。
最後に、学んだ症例に該当する参加者の中から、 Dr. Fuhrによるデモンストレーションが行われました が、創始者の施術を受け、身をもって症状の改善を感じ、涙を流す人もいました。
もちろん実演を目にする だけでも感嘆するものがあります。
充実の時間を過ご したハワイから一変、真冬の日本へ帰国し、翌日には 仕事へと復帰しましたが、現場に戻り改めて実感する ことがあります。
4人に1人が65歳以上という高齢化 社会の中で、私の勤める治療院にも多くの高齢者が来院します。
高齢者の様々な不調に対し、少しでも負担 の少ない施術が出来ればとますますアクティベーターの必要性を感じています。
それとこれはアクティベー ターに限ったことではないのですが、新しく勉強したこ ととぴったり当てはまるような症例の方がその後すぐ現 れるということが多々あります。
私が今まで気づかな かっただけなのか、はたまた神様が勉強しなさいと仕 向けてくれたことなのか...ありがたく施術に臨む所存でございます。
余談ですが、ハワイでもアレルギー症状が発症した年がありました。
ハウスダストかとも思ったのですが、 暖かい南風に乗ってハワイ島キラウェア火山の火山灰 が飛来し、花粉症同様の症状を出すようです。どこに 行っても逃れられない運命かしら...