たや社会保険労務士事務所
田谷智広
●はじめに
従業員を雇うときには誰でも「いい人を雇いたい」と考えますが、なかなかその通りに行かないケースも少なくありません。
「面接では良かったのに、雇ってみたらとんでもない人だった」とか「遅刻や欠勤が多くて困る」など、「こんなはずではなかった」という経験をした経営者の話をよく聞きます。
そして、このような従業員を「辞めさせたい」という相談は結構多く寄せられますが、きちんとした理由やその証拠がなければ「不当解雇」などと言われて、トラブルに発展することもあります。
このようなトラブルを避けるひとつの方法として、適時に書面をとることが重要です。
きちんと書面で残ったものは、治療院が適切に対応した証拠となり、トラブル防止・解決の強い味方となってくれます。
今回は、そのような書面の取り方について紹介していきます。
次回に続く